人前でやってしまうと「なんて品が無いんでしょう⁈」みたいな感じで露骨に眉を顰められてしまう「汁かけ飯」ですが、日本食の汁ものは出汁が効いて美味しいので、当然ご飯にかけても美味しく食べられます。それにお茶碗の壁にご飯粒が貼り付いていても、汁かけご飯にすると苦労することなく、簡単に全てのご飯粒を食べることが出来ます。
曖昧な記憶ですけど何かのCMで、お祖母さんが孫に向かって、
「お米って字はね、八十八って書くでしょ。それはね、お米を作る農家の人は八十八もの手間を掛けているんだよ」
って優しく諭すものがあった気がします。
そんなに大事な「お米」だったら、汁かけご飯も大いに推奨されて然るべき、そう思うのは自分だけでしょうか😅
なんて大層な話になっちゃってますが、ここの病院の食事は米飯とパンが選べまして、米飯を選ぶと朝ご飯には必ずお味噌汁がついてきます。今日のお味噌汁は大根とエノキのお味噌汁でした。愛知県なので赤だしが多いです。
と、ご飯があれば当然の如く「汁かけご飯」の奥義発動‼
家や外食とは違ってカーテンで仕切れて個食ですから誰に遠慮もいりませんし😁
じゃーーーん‼
元々、6分目くらいしかお茶碗にはご飯が入ってないので、特にみそ汁の量を加減することなく、ぶっかけるだけです。
さらさらと美味しく無駄なく食べることができました。
さて、歴史上で「汁かけ飯」と言えば、この御方に登場いただかねばもいけません。戦国時代の関東の覇者、後北条氏の四代目当主、
北条氏政さんです。
現在じゃ下品な食べ方とされていますけど、その昔はれっきとした大大名だった人物の好物でもあったのですから。
NHKの大河ドラマ「真田丸」では高嶋政伸さんが素晴らしい演技をされていました。
ちなみに、食事をしている時に「飯に汁をかけたが、汁が足りなかったので、かけ足した」事を父の北条氏康が見ていて、「なんて暗愚な奴なんだろう」みたいに嘆かれた…、というのは後世の創作らしいです。
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